『痛みのない内視鏡検査』への「こだわり・ 追及」
内視鏡検査を通じて、皆様の健やかな生活を
サポートします。

健康で長生きするためには、何よりも「がんの予防・早期発見」が重要ですが、多くの方にとって、内視鏡検査はまだまだハードルが高いのが現状です。がんの予防や早期発見に欠かせない内視鏡検査ですが、苦しい検査だからこそ、適切な医療を目指して、少しでも苦しくない検査にこだわり、追求しています。
検査は苦手な方も多いと思いますが、できるだけ痛みが少なく、リラックスできるよう様々な配慮をしていますので、悩まれている方もお気軽にご相談ください。皆様に一番身近な、いうなれば「地域の内視鏡室」として、「健やかで充実した人生」をサポートしたいと思います。
当院の大腸内視鏡検査
(大腸カメラ)の特徴
少しでも苦痛の少ない大腸カメラを提供できるよう、内視鏡設備を整えて検査体制を充実させ、30年以上のノウハウを生かして、細部まで徹底的に拘っています。
個々の患者様に応じてそれぞれ細かく検査機器や薬剤を使い分け、総合病院での一律的な検査ではない、「オーダーメイド内視鏡」を提供しています。
当院での検査や手術は全例、消化器内科医師の中でも特に大腸疾患の診療や治療に精通した「大腸の専門医」が担当し、専門技術を用いて検査を行いますので、精確な診断から確実な治療までを完結することができ、痛みは最低限に、質の高い内視鏡検査が実現可能です。

大腸カメラは専門医の中でも、特に術者の技量により差が出やすい検査です。
当院は内視鏡専門医の中でも、特に大腸の病気に精通した「大腸の専門医」が、痛みを抑えた、質の高い大腸カメラを提供しています。
腸のスペシャリストが、熟練した技術を駆使して、一番痛みの出にくい方法で、腸を滑らせるようにカメラを進めていきますので、お腹の張りや痛みが最低レベルに抑えられます。初めての検査の方や過去に検査で辛い経験をされた方も、安心して検査へお越しください。

初めて検査を受ける方や、過去に辛い思いをされた方には、鎮静薬や鎮痛薬を使用した「眠ってる間に終わる内視鏡検査」をおすすめします。
当院では、鎮痛剤や鎮静剤の薬剤に精通した専門医が、複数の薬剤の中から、個々に適した薬を選択して、眠りの深さを微調整します。
鎮静剤を使用して内視鏡検査を受けていただくと、検査中はほとんど眠っている状態となるため、初めてでご不安の強い方や過去に辛い思いをされた方、お腹の中に癒着がある方などにはおすすめです。

仕事が忙しい方に向けて、「モーニング大腸カメラ」という「午前中で完了する大腸カメラ検査」や、土曜日の午後に検査を受けられる枠をご用意しています。
また、胃や大腸に疾患がある方のために、検査の負担を軽減した「胃と大腸の同日検査」もご提供しています。こちらのコースでは、胃と大腸の検査を一日で一緒に行うことができます。
お忙しい方々にとって、効率的な検査をご提案しますので、ぜひ以下の検査コースをご検討ください。

大腸腫瘍の診療や手術に精通した「大腸のスペシャリスト」が、短時間で痛みを抑えた、確実な手術を行います。
30年間積み重ねてきた手術実績・経験を活かし、様々な病変を想定して、種々の治療関連機器を揃えています。
治療後には、術後の食事や生活指導、術後のフォローまで併せて行いますので、安心して治療を受けていただける環境が整っています。
また術後のお腹の張りを軽減するため、手術室で腹腔鏡手術に用いられる二酸化炭素送気システムを導入しています。

次世代型のハイビジョン内視鏡機器を導入し、僅かな異常も見逃さない充実の検査体制を整えています。
当院は内視鏡の2大メーカーである「富士フィルム」と「オリンパス」それぞれ上位機種を導入し、両者のメリットを最大限に生かした検査を実施しています。
東広島地区で両システムを配備している医療施設は少なく、当院の強みでもあります。
鮮明なHD画像、拡大機能などの機能を活用し、微小病変も見落としなく発見し、的確に診断・治療へ繋げます。

患者様に応じてそれぞれ細かく薬剤や検査機器を使い分け、総合病院のような一律的な検査ではない、いわば「オーダーメイド内視鏡」を提供しています。
例えば、当院では過去の検査歴や個人の排便状況、体格・年齢などを考慮して、一人ひとりオーダーメイドで検査用の鎮静剤や下剤の種類を選択するようにしています。
当院ではより少ない下剤量で検査が可能です。前回下剤が辛かった方は、来院の際にご相談ください。
健康で長生きするためには、がん予防・早期発見が重要です
大腸がんは、早期に発見することができれば90%以上治癒することが可能です。また、ポリープの段階で切除して大腸がんを予防することも大変重要です。
当院では内視鏡専門医の中でも、特に大腸疾患に精通した「大腸の専門医」がすべての検査や手術を担当しますので、短時間で質が高い検査や治療が可能です。
従って、当院の内視鏡検査や治療には、指定難病である潰瘍性大腸炎や消化管ポリポーシスの方など、専門性の高い疾患の患者様も数多く来院されています。
〝大腸の専門医〟による大腸内視鏡を受けて頂くことで、これまでの大腸カメラは痛いというネガティブなイメージを払拭できるものと自負しています。
そして、一人でも多くの患者様の病気を予防、早期発見・治療し、地域のみなさんの「健やかで充実した人生」のサポートをしたいと考えています。
大腸内視鏡検査が必要な方
あなたの腸は大丈夫ですか?大腸がんによる死亡数は年々増加傾向にありますが、
大腸カメラで早期発見できれば、ほとんどが助かります。
またポリープの段階で内視鏡的に切除ができれば、未然に大腸がんを予防することができます。
つまり定期的な内視鏡検査が重要であり、40歳を過ぎた方々には、是非受けていただきたい検査の一つです。
- 40歳以上で一度も検査歴がない方
- 生活習慣病の方
- 健康診断・人間ドッグで便潜血検査が陽性の方
- 便秘がちの方や下痢や便秘を繰り返す方
- 以前に大腸ポリープがあった方
- 親族に大腸がんの方がいる方
- 赤身肉が好きな方
- 飲酒や喫煙歴のある方
- 便に血がついた方(血便や下血)
- 腹部膨満感のある方
- 以前に大腸がんの手術をされた方
- 痔が悪く肛門から出血がある方
大腸カメラの流れ
-
01
-
02
検査前日
水分を多く取り、食事は消化が良い大腸に残らない物を、朝・昼・夕と摂取いただくか、検査食をとってもらいます。
-
03
検査当日
高血圧・不整脈・喘息の薬はいつも通り服用してください。
朝から絶食してください。水分はとっていただいても構いません。
検査4~5時間前から下剤の内用を開始してください(下剤の種類によって変更あり)。院内での下剤内用も可能です。
最終排便の性状チェック、水様便(黄色の水様便)であることを確かめてください。 -
04
検査準備
来院後の排便状況がよければ、検査開始です。バイタルを確認後に鎮静薬や鎮痙剤を投与します。
-
05
検査
左肩を下にして、膝を少し曲げた状態でベッドに横になります。直腸診に続き肛門から内視鏡をいれていきます。
-
06
検査終了後
検査終了後は、暫くの時間、観察ベッドで休みます。
-
07
検査結果の説明
検査室で検査終了後、撮影画像を見ながら説明を受けます。
組織を採取した場合には、病理結果の説明を受けるために、1週間以降に再び受診してください。
大腸ポリープについて
大腸にできるポリープは、「腫瘍性ポリープ」と「非腫瘍性ポリープ」に大別され、一部の例外を除くと、多くの場合問題となるのは、腫瘍性ポリープである「腺腫」です。
腺腫は、時間とともに大きくなり、やがて「がん化」していく可能性がある前癌病変、いわば「がんの芽」と考えられており、基本は切除が望ましいとされています。
当院では、大腸の内視鏡検査や治療に精通した「大腸の専門医」が、これらのポリープを検査中に正確に診断し、確実な方法を選択した上で、短時間で安全に内視鏡的切除を行います。
大腸ポリープの種類
腺腫性ポリープ
粘膜上皮の腺細胞に異常が生じて増殖する腫瘍性のポリープです。代表的なものとして「腺腫」というポリープがあり、一定の大きさに達すると、がん化のリスクが高まります。
内視鏡で発見した際には、ポリープの大きさや性状を確認し、必要に応じて切除することが推奨されます。
過形成性ポリープ
S状結腸から直腸に多く見られる、非腫瘍性のポリープです。白色調の扁平で表面が平滑なことが特徴です。
がん化するリスクは極めて低い良性ポリープと言われており、基本的にはがん化リスクは低いため、症状がなければ経過観察をします。
炎症性ポリープ
慢性炎症により生じるポリープで、がん化のリスクは少ないとされています。
経過の長い潰瘍性大腸炎など炎症性腸疾患の経過中によくみられます。
腸の炎症後、粘膜再生の際に増えた細胞がポリープになったもので、基本的には治療性はありません。
過誤腫性ポリープ
過誤腫性ポリープは、組織の奇形の一種です。大きくなると自然に脱落し、出血を引き起こして血便などを引き起こすことがあります。基本的には良性であり、単発の場合はがん化のリスクは低いですが、遺伝的に多発する場合にはがん化することがあります。Peutz-Jeghers(ポイツイェガース)症候群や若年性ポリポーシスなどで多発している場合や、出血を伴う場合は、摘出を検討することが推奨されます。
当院ではモーニング
大腸カメラ検査を
おすすめしています
モーニング大腸カメラについて

「モーニング大腸カメラ」は、通常は午後になって検査を行う大腸検査の過程を、すべて午前中に終わらせてしまうことができる大腸カメラ検査のコースです。
当院では、早朝に下剤を服用していただき、午前から検査を始めることによって、一日フルに使っていた検査日程を半日で終わらせることが可能です。
大切な検査だけれど、用事で十分な時間が取れないとお困りの方は是非当院のこのコースをご検討ください。
モーニング大腸カメラを行うメリット
- 自宅で下剤を服用し、午前中で検査が終わるため拘束時間が短い
- 普段の一日のスケジュールに及ぼす影響が少ない
- 午後の予定を空けることができる
モーニング大腸カメラの注意点
- 検査当日は、大腸内を綺麗にするために「下剤」をご自宅にて6時頃から服用いただきます。
- 予定時間がきたら、当院までお越しください。(下剤の服用方法や、便の状態の確認の仕方は事前にご説明させていただきます)
- 鎮静剤の使用をご希望される方は、お車の運転は避けてください。
大腸内視鏡検査の費用
(※価格は税込表示です)
スクロールできます
検査項目 | 保険1割負担 | 保険3割負担 |
---|---|---|
大腸カメラ(観察のみ) | 約2,500円 | 約7,500円 |
大腸カメラ+病理組織検査 | 約3,500円〜5,000円 | 約10,000円〜20,000円 |
大腸ポリープ切除 | 約7,000円〜10,000円 | 約20,000〜30,000円 |