内科専門医の視点:インフルエンザ流行とワクチン接種について - 東広島市の消化器内科・内視鏡内科(胃カメラ・大腸カメラ)|前田医院

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内科専門医の視点:インフルエンザ流行とワクチン接種について

【2026年版】今年のインフルエンザの特徴

― 変異株・胃腸症状・早期流行に注意! ワクチン接種の重要性 ―

2025年の冬は、例年より流行が早く、すでに多くの地域で患者数が増加しています。
テレビ朝日の報道でも、今季の主流は インフルエンザA型(H3N2:香港型) とされ、その割合は約 85% にのぼります。

さらに、近頃報告が増えている 変異株「サブクレードK」 が広がりつつあり、例年より症状が多様化している点も特徴です。

◆ 高熱だけじゃない?今年は胃腸症状が出るケースも

従来のインフルエンザといえば、
「高熱」「のどの痛み」「せき」などの呼吸器症状が中心でした。

しかし今年は、

  • 吐き気
  • 下痢
  • お腹の痛み

といった 胃腸症状 を伴う例が目立っています。

特に「サブクレードK」変異株では、消化器症状を呈するケースが報告されており、
「風邪かな?」「胃腸炎かも?」と誤解されやすいのが今年の難しさです。

◆ 早めのワクチン接種が重要な理由

インフルエンザワクチンは、「感染を完全に防ぐ」ものではありません。
しかし、
・重症化のリスクを下げる
・症状の悪化や長期化を抑える

という点で大きなメリットがあります。

今年は流行が前倒しになっているため、
「接種前にすでに流行が始まってしまった」という声も報道で紹介されています。

そのため、

  • まだ接種していない方は、できるだけ早めに受ける
  • 特に子ども、高齢者、基礎疾患のある方は優先して接種する

ことが推奨されています。

◆ 胃腸症状でも“インフルの可能性”を忘れない

例年と異なり、胃腸症状が前面に出ることで、「胃腸炎だと思っていたらインフルエンザだった」という誤診・見落としが起こりやすくなっています。

以下のようなときは、インフルエンザ検査も考慮しましょう:

  • 発熱+胃腸症状
  • だるさ・寒気・関節痛が強い
  • 周囲にインフル患者がいる
  • 下痢や吐き気が急に始まった

「咳が少ない=インフルではない」という判断は危険です。

◆ 日常生活でできる感染対策

ワクチンに加えて、日常的な感染予防も欠かせません。

  • 手洗い・うがいの徹底
  • 人混みではマスク着用
  • 換気の強化
  • 体調不良時は無理をしない・早めに受診

また症状がある場合は症状が落ち着くまで外出を控え、周囲への感染拡大を防ぐ心がけも大切です。

◆ まとめ:今年のインフルは“いつもと違う”。早期のワクチン接種による予防が鍵

今年のインフルエンザは、
✔ 流行が早い
✔ 変異株が流行中
✔ 胃腸症状が出る例も多い
という特徴があり、例年以上に注意が必要です。

ワクチンの早期接種と基本的な感染対策を組み合わせ、「風邪かな?」と思ったときも油断せず、インフルエンザを一つの可能性として考えることが、自分と周囲を守る大切なポイントです。

❖予防接種のご相談は右リンクまで❖ https://www.maeda-cl.net/vaccine/

執筆者情報

院長

佐々木 政敏

経歴

昭和60年
島根医科大学病院
昭和62年
広島大学病院
平成元年
西広島医療センター
平成3年
前田医院院長
平成26年
東広島地区医師会 理事就任
平成27年
東広島内科会 会長就任

副院長

佐々木 悠貴

経歴

平成28年
倉敷中央病院
平成31年
倉敷中央病院リバーサイド
令和1年7月
日本鋼管福山病院
令和1年10月
岡山市立市民病院
令和2年4月
倉敷中央病院
令和3年4月
広島市立広島市民病院
令和5年4月
岡山大学病院
令和6年4月
広島市立広島市民病院